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財務が強い会社とは現預金が多い会社

2021.01.25

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中小零細企業は1億円の現預金残高を一つの目標としてください。

もちろん規模によって一概に言えないことは理解しています。

たた、一つの目安として1億円の現預金残高をすすめています。

これだけの潤沢な資金があれば多少のことがあっても悠々と構えておくことができます。

さらには新たな投資を行う際にもスピーディーにかつ大胆に推し進めていくことができるでしょう。

企業が成長する上でも、倒産から身を守る上でも最も重要なものが潤沢な資金です。

したがって、市場から資金調達できる上場企業と異なり、
中小零細企業が財務を強固なものにしようとするならばやはり銀行との付き合い方が大事になってきます。

そのためにはまずは一にも二にも決算書上で利益を出さなくてはなりません。

無駄な経費を極限まで削り、多少の税金は惜しまず払って利益を出すことで銀行の信頼を得ることができます。

借入金の返済は利益の中から行われます。

利益がでていなければ銀行としても貸したお金が返せなくなるのではないかと思うでしょう。

そもそも株式会社の目的は利益を出すことです。

利益を出さなければ企業としての価値はゼロです。

残念ながら日本の約7割の企業が赤字企業とされています。

政府がこんな価値のないゾンビ企業を一掃しようとしている気持ちもわからなくもありません。

少し話をもとに戻します。

利益を出せばいいといって粉飾する企業あります。

実際に私もこれまで複数社粉飾している企業を見かけたことがあります。

それで借入できたところはすぐに行き詰まっています。

なぜなら一時的に借入できたところでそれは一時しのぎに過ぎず
その後の銀行融資を受けることが非常に困難になってしまうからです。

粉飾までいかずとも減価償却の調整などで無理やり利益を出すこともおすすめしません。

見る人が見ればすぐにわかることです。

赤字になってしまうときには売上から売上原価と販管費を差し引いた営業利益だけは黒字にできないか考えてみて下さい。

販管費に入れた経費の内、特別損失に移せるものがないか、
もしくは営業外利益に入れたものの通常の売上に計上できるものがないか、
など考えられることはいくつもあります。

営業利益が黒字であれば最終的な純利益が赤字であっても多少は銀行の印象も変わってきます。

財務を強化したいと思っていても何をすればいいかわからない。

そんな経営者の方はぜひ一度ご相談ください。

たった一度の相談で今後の企業が大きく変わるかもしれませんよ。

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