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良い人は経営者に向かない

2020.11.28

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経営には波があります。

いいときもあれば悪いときもある。

そのうねりが大きいときや小さくて済むときもある。

今回のコロナ騒ぎがいい例です。

コロナが騒がれる前までは東京オリンピック需要を見込んだ
宿泊施設の乱立や飲食店の出店がピークになりました。

ところがコロナで一気に見込んでいた需要はなくなり、
今では廃業間近、もしくは既に廃業してしまっています。

そんな悪いときに生き残ることができる経営者は
残酷な決断でもできる人です。

・今まで頑張ってくれていた社員のクビを切る。

・愛着のある店舗を閉めて別の業態に切り替える。

・取引先に無理を言って支払いを待ってもらう。

・銀行に頭を下げ返済をストップしてもらう。

実際にどれも私のクライアントが実行したことのあることです。

人が良すぎる経営者はなかなか踏み切れずに時間だけを
浪費してしまい泥沼にハマります。

もっというと同じように苦しんでいる取引先にお金を貸したりなんかしてしまっています。

きっと返ってくることはないでしょう。

逆にサバサバしている経営者は危なくなりそうな予感を感じたら
即、決断・実行して難を逃れています。

平時の際はどちらの経営者も上手くやっています。
むしろ人が良い経営者の方が周りからは好かれ上手くいくことが多いでしょう。

しかし、いざ有事の際にはその差は歴然となって現れます。

中小零細企業の良し悪しは経営者の腕次第です。

経営者はときに厳しい判断を迫れるという覚悟が必要です。

ただ、そうならないためにも日頃から強い会社作りを目指していきましょう。

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