広島の理念経営コンサルタント 株式会社ステップフォワード

商売の鉄則に
「お金の回収は早く、支払は遅く」
というものがあります。

鉄則にのっとる方が資金繰りはしやすくなります。
回収したお金で再度仕入を行い、支払がある前にさらに販売する。

手元資金を十分に確保したまま商売をやるための秘訣です。

しかし、支払いを待っている相手の立場を考えるとどうでしょう？
商品を引き渡したのにも関わらず入金が遅い。
その間取引相手はずっと不安で待っている状態です。

末永く商売を共にする大事な取引先であればあるほど
支払いもなるべく早くしてあげる方が喜ばれます。

さらに言うと末締め、翌末払いの企業が多いため、
同じように月末に支払いを行うと他の取引先とかぶります。

通帳記帳をした際に、他の企業に埋もれてしまうのです。

しかし、一足先に払うことで通帳記帳の際に目立つことができます。
「あなたは大事な取引先ですよ」ということを暗に通帳でアピールできるのです。

昔と違って今は家にいながらネットバンクで振込みができる時代。
銀行に行ってわざわざATMに並んで待つ必要なんてありません。
請求書が来た順に夜ちょっとした時間を使って振込みを行うことなんて難しくありません。

商売は相手に得をさせ、喜ばせたものが勝つゲームだと私は思っています。

売上は「ありがとう」の数。
相手に感謝され、ずっと必要だと思ってもらえる商売でなければ継続できません。

簡単に誰でもできるけど意外とやっていない私なりのちょっとした商売のコツ。
資金的に余裕があるのであれば試してみるといいかもしれません。