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過去の経験は役に立たない
2020.12.17
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小規模企業共済。
個人事業主や経営者自身の節税を考えるときに最もポピュラーな節税商品です。
廃業するまでの期間、退職金を積み立てるようなカタチで払込をしていき、
払い込んだ金額の全額が所得控除となり所得税・住民税を減らす事ができます。
さらに掛金も月額1,000円〜70,000円までと幅広く設定でき、
掛金の変更もできることから非常に使い勝手もいいです。
これまでも当社のクライアントに対して加入を勧めてきました。
しかし、今回生命保険の外交員をしている方の申し込みが却下されてしまいました。
生命保険の外交員は会社と雇用契約を結んでいるため個人事業主とはみなされないそうです。
以前、私が勤めていた事務所で保険外交員の確定申告に携わったことがありますが
その時は問題なく加入ができていたと記憶しています。
そのため今回も何の疑いもなく入れるものだと思っていました。
小規模企業共済を運営している中小機構によると数年前に保険業法の改正があり、
それを機に生命保険の外交員は小規模企業共済への加入ができなくなったそうです。
過去の経験にあぐらをかいて、ろくに調べようともしなかった私の怠慢が招いた失敗です。
時代はどんどんと進み、新しい制度・技術・サービスが次々に生まれています。
そのため過去の経験が役に立たないことがすごいスピードで増えているのがまぎれもない事実です。
立ち止まっているとすぐに世の中から必要とされなくなることを今回の経験を通じて学ばせてもらいました。
過去にとらわれることなく時代にあった必要とされる商品やサービスを
追求する姿勢はどんなビジネスをしていても必要です。
私のような失敗をおかさないように新しい情報は常に入れる努力をしていただければ幸いです。