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お金を借りる本来の目的を忘れた経営者たち

2020.10.23

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100万円銀行からお金を借りて、100万円分商品を購入する。
その商品を200万円で販売し、元本100万円と利息10万円を銀行に返済すると90万円手元に残る。

この流れが本来あるべき商売の姿です。

手元資金にレバレッジをかけ、
より効率よく儲けるために借入を利用することは正しい判断と言えます。

しかしながら多くの企業で借入が本来の使われ方をしていない現状が散見されます。

どういうことか?

借入金を赤字の補填として使っているということです。

確かに、経営には波があります。
したがって、短期的な赤字の補填に使われることはあるかもしれません。

また、創業ステージの場合は売上より広告費や研究費などの
経費がかさむことから赤字になるのは仕方ないことです。

ただ、毎期赤字を垂れ流し、その補填に借入をするのは間違いです。
赤字の原因を突き止め早急に対処するのが先決です。

それなのに多くの経営者は自分の非を認めようとはしません。

「不景気だから」
「消費税が上がったから」
「災害があったから」

こういった言葉をどれだけ聞いてきたことでしょうか。
時代や景気、政治のせいにしたところで何の解決策にもなりません。

同業他社と同じようにやっているだけでは生き残ることすら難しい現代。
少しづつでも変化に対応していくために経営者自らが変わっていく姿勢を示す必要があるのかもしれません。

『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』

かつてないスピードで変化している社会。
ダーウィンが残した言葉のように私たちも時代のスピード同様、進化していく必要があります。

本来の借入の目的を思い出していただき、
よりよい企業となるためのいいお金の使い方を探してもらえればと真に思います。

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